ビートルズ(1)
ビートルズは何と言っても中期、「ラバーソウル」「リボルバー」「サージェント•••」ですよね。若々しい創意に満ちて、演奏も上達しています。
作詞作曲家としての3人の個性もそれぞれに明確になってきます。競い合うようにして作り、互いの想いを尊重して協力して演奏しているのが感じられます。
使われている楽器、音もシンプル。1966年と67年の2年間に溢れ出るように生み出された楽曲の数々。50年前とは思えない音楽ですよね。
誰か一人上げよと言われれば、やはりポールのベースです。当時のポピュラー音楽の世界で、こんなベースを弾いていた奏者が他にいたのでしょうか。アイデアとダイナミズムに満ち、それでもベース担当らしい抑制が効いていて、もう聞き惚れるばかり。
ジョージが気マメに間奏を弾いているのにも感心させられます。