引井総男の何か

読書、音楽、写真、散歩などの気ままな記録

2015-02-18から1日間の記事一覧

刑罰の懲戒主義と感化主義

「禁門の変」で24年の生涯を終える久坂玄瑞は、その5年前の1859年10月、「安政の大獄」吹き荒れ知友の橋本左内を失って、彼の思い出を自著『俟采択録』に留めている。左内は捕われて獄にあった時、獄中のしきたりが余りに酷いのを憤り、囚人には職業教育を施…